デザイナーのベント・ヘルウェイ・モラーは、1920-1930年頃に活躍した建築家。今日のアールデコ調の建築スタイルに貢献しています。1925年のパリ世界博覧会ではロイヤルコペンハーゲンのパビリオンを担当し、チボリ庭園のパビリオンや17世紀の宮殿再建を手がけ 装飾的な要素と近代性を融合させた独自のスタイルを確立しました。 本体の木材は、稀少なブラジリアンローズウッドを使用し、内部はメープルの無垢材を使用。真鍮製の取手や扉の開閉機構や脚部の美しさにモラーの細部に至るこだわりが見られます。また、このチェストは家具博覧会の為にデザインされた1品ものとなります。